白内障について

【白内障とはどんな病気?】
人間の眼はよくカメラに例えられますが、カメラのレンズに当たる部分が水晶体と呼ばれます。
この水晶体(レンズ)が濁る病気が白内障です。水晶体は主にクリスタリンというタンパク質でできていますが、このタンパク質が主に加齢による変成で濁ることが多いのです。

【白内障の症状】
水晶体が濁ることで、以下のような症状が出ます。

1.霞んで見える
2.明るいところが眩しくて見にくい
3.調整しても眼鏡があわない
4.ぼやけて二重、三重に見える
5.視力が低下する


【白内障の原因】
1.加齢による水晶体タンパク(クリスタリン)の変成が一番多く、老人性白内障と言われます。60歳代で70%、70歳代で90%、80歳代でほぼ100%の人に白内障による視力低下が認められます。
2.眼の外傷、アトピー、糖尿病、放射線や赤外線照射、ステロイド投与。
3.ぶどう膜炎などの眼の病気の後の続発性白内障、遺伝、網膜剥離手術・硝子体手術・緑内障手術の後に進行する白内障。
4.生まれつき水晶体に濁りがある先天白内障などがあります。

【白内障の治療方法】
◇◆目薬による治療◆◇
現在ある白内障の目薬は、白内障の進行を遅らせる物で、一度進んでしまった白内障を回復させる物ではありません。従って、白内障を根本的に治すには、手術治療しかありません。

◇◆手術による治療◆◇
本人が視力に不便を感じたら、そろそろ手術の時期です。免許の書き換えのある方は矯正視力0.7を超えないようだと、手術を考える必要があります。その人の職業、日常活動によって時期は変わってきます。

ただし、あまり進行してしまうと、後述のように、痛みが無く、短時間に終了する、日帰り可能な手術ができなくなる場合があります。

また、白内障が進むと水晶体の厚みが増し、そのせいで急性緑内障発作を起こしたりすることもありますから、むやみに手術を先延ばしにせず、適切な時期に手術を受ける必要があります。


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